「お金を増やすことが目的ではなく、豊かな人生を送ることが目的です。」
💰 家計管理が土台
このシミュレーターを正しく使うには、毎月の収支を把握し、支出をコントロールできていることが必須です。
📈 配当金は使い切る
配当金は再投資しません。受け取った配当は旅行・食事・趣味など、人生の豊かさのために使い切ることを前提としています。投資資金は給与の中から支出管理によって別途捻出します。
💸 余剰現金も使い切る
現金が一定額(生活防衛費+中期資金)を超えた場合、その余剰分も満足度の高い支出として使い切ります。各年に使い切った額は、年次データの「余剰現金(単年)」列で確認できます。
3種類の資産を組み合わせた年次ライフプランのシミュレーションができます。
| 📈 | インデックスファンド | 年率7%成長を想定。老後に取り崩して使う |
| 🇺🇸 | 米国高配当株ETF | 年率5%成長+配当収入。配当は毎年使い切る |
| 🇯🇵 | 国内高配当株 | 成長なし+配当収入。安定した配当を得る |
| 🏦 | iDeCo・企業DC | 受取年齢まで引き出せないロック資産。複利成長し、一時金で受け取って退職金残に合流 |
確認できること:
| 年収(税引後) | 源泉徴収票・給与明細 |
| 毎月の生活費 | 家計簿・銀行明細(×12で年額に) |
| 現在の各資産の評価額 | 証券口座のトップページ |
| 現在の年間配当収入 | 証券口座の配当履歴・特定口座年間取引報告書 |
| NISA購入済み額 | 証券口座のNISA管理画面 |
STEP 1:左パネルで数値を入力する
スライダーまたは数値入力欄で各項目を設定します。入力するたびにグラフと年次テーブルがリアルタイムで更新されます。設定グループの見出しをクリックすると折りたたみできます。
STEP 2:グラフで全体像を確認する
3種類のグラフで資産の推移を確認できます。「比較用に固定」ボタンを押すと現在の総資産推移が破線で残り、設定を変えた後の結果と重ねて比較できます。「今のお金の価値で表示」にチェックを入れると、サマリーとグラフがインフレ調整後の実質値に切り替わります(年次テーブルとCSVは名目のまま)。
STEP 3:年次テーブルで詳細を確認する
年齢ごとの詳細データを一覧で確認。CSVダウンロードでExcelに書き出すことも可能です。すべて0の列は自動で非表示になります(「全列表示」にチェックを入れると全列を確認できます。CSVには常に全列が含まれます)。
STEP 4:URLで保存・共有する
「URLをコピー」ボタンで設定をURLに保存できます。次回同じURLを開くと設定が復元されます。
【基本設定】
| 開始年齢 | シミュレーション開始時の自分の年齢 |
| シミュレーション終了年齢 | 何歳まで計算するか |
| 退職年齢 | 給与収入が0になる年齢 |
【収入設定】
| 給与収入(手取り) | 手取りの年収 |
| 給与昇給率 | 毎年の昇給率 |
| 60歳以降の給与減額率 | 退職年齢が61歳以上の場合、60歳以降の給与をこの割合だけ減額します(定年後の再雇用・継続勤務を保守的に想定。初期値50%、0%で減額なし)。減額後の給与にも昇給率は適用されます。退職年齢が60歳以下の場合は影響しません |
| 配偶者入金 | 配偶者の収入のうち家計に入れる年額。いない場合は0 |
| 退職金 | 退職年齢の年に受け取る退職金。「退職金残」という別枠の資産として保持され、現金が不足した年に自動で取り崩されます |
| 年金収入 | 年金の年額(手取り) |
| 年金開始年齢 | 年金の受給を開始する年齢(標準は65歳) |
【家族設定・こどもNISA】
こどもNISA(チェックボックスをONにすると有効):子どもごとにこどもNISAを設定できます。
| こどもNISA 期待年利 | こどもNISAをインデックスファンドとして運用する際の期待年利。デフォルト7% |
| こどもNISA 年間積立額 | 家族設定の子どもカードの「年間◯◯万円」欄で子どもごとに入力します |
・2027年以降かつ子どもが18歳未満の期間のみ積立が有効です
・積立額は親の現金収支から支出されます(年次テーブルの「こどもNISA投資」列で確認できます)
・評価額は毎年「期待年利」で複利成長します
・子どもが19〜22歳(大学4年間)に学費として自動取り崩しされます(非課税)
・こどもNISA評価額が学費に不足する場合は現金から補います
・18歳以降は積立を停止し、残額は引き続き複利成長します
【生活費設定】
💡 生活費の入力欄には学費・大型支出を含めない「基礎生活費」を入力してください。学費(子どもの年齢から自動計算)と大型支出は該当年に自動で上乗せされます。例: 生活費600万円・学費150万円の年 → その年の支出合計は750万円。年次テーブルの「生活費合計」列が上乗せ後の合計で、「(内)学費」「(内)大型支出」はその内訳です。なおインフレ調整は基礎生活費のみに掛かります(学費・大型支出は入力額のまま)。
| 生活費(変化年齢前) | 現在の年間基礎生活費(学費を除く) |
| 生活費 変化年齢 | 生活費が変わる年齢(例:子どもの独立) |
| 生活費(変化年齢〜退職) | 変化年齢以降の年間基礎生活費 |
| 退職後 生活費 | 退職後の年間基礎生活費 |
| 生活費インフレ率 | 毎年の生活費上昇率。1〜2%が一般的 |
【大型支出(単発)】
車の買い替え・リフォーム・住宅の頭金など、「◯歳で◯万円」の一発支出を複数登録できます。その年の生活費に加算されます(入力した金額のまま計上・インフレ調整はかかりません)。年次テーブルの「(内)大型支出」列で確認できます。
【初期保有資産(口座別評価額)】
口座別に現在の保有評価額を入力します。証券口座の画面を見ながらそのまま入力できます。
| インデックス 評価額(NISA口座) | 現在NISA口座で保有しているインデックスファンドの評価額 |
| インデックス 評価額(特定口座) | 現在特定口座で保有しているインデックスファンドの評価額 |
| 米国ETF 評価額(NISA口座) | 現在NISA口座で保有している米国高配当株ETFの評価額 |
| 米国ETF 評価額(特定口座) | 現在特定口座で保有している米国高配当株ETFの評価額 |
| 国内株 評価額(NISA口座) | 現在NISA口座で保有している国内高配当株の評価額 |
| 国内株 評価額(特定口座) | 現在特定口座で保有している国内高配当株の評価額 |
| 現金 初期値 | シミュレーション開始時点の現金・預金額 |
| 米国ETF 初期配当収入 | 現在の年間ETF配当収入の実績額。入力することで簿価利回りのズレを補正できます |
| 国内株 初期配当収入 | 現在の年間国内配当収入の実績額 |
【投資設定】
| インデックス 期待年利 | 年間成長率。全世界株・S&P500は過去平均で7〜10%程度 |
| 米国ETF 配当利回り | 現在の配当利回り。新規購入分の配当計算に使用します。SCHD/VYM/HDVは3〜4%程度。未入力(0)のまま「初期配当収入」だけ入力した場合は、保有評価額から自動で逆算します |
| 米国ETF 増配率 | 保有分の年間配当額が毎年この率で成長します。実績はSCHDが10%前後、VYM/HDVが5〜7%程度。30年を超える長期試算では5%前後の控えめな設定を推奨 |
| 米国ETF 値上がり率 | 評価額の成長率(配当とは独立)。SCHD/VYM/HDVの実績は5〜8%程度 |
| 国内株 配当利回り | 国内高配当株の配当利回り。新規購入分の配当計算に使用 |
| 国内株 増配率 | 国内株の年間配当額の成長率 |
| 国内株 値上がり率 | 国内株の評価額の成長率。0なら従来どおり成長なしの保守的な試算 |
| 取崩し 開始評価額 | 評価額がこの金額を超えた翌年から取り崩しを開始し、以後は評価額が下がっても継続します。退職年齢に達すると設定に関わらず開始します。0の場合は退職年齢から開始 |
| 取崩し率 | 取り崩す割合。4%ルールが一般的 |
| 現金キャップ | 保有する現金の上限額。超えた分は使い切る前提。各年に使い切った額は年次データの「余剰現金(単年)」列に表示されます(繰越なし・単年のみ) |
【iDeCo・企業DC】
| 現在の評価額 | iDeCo・企業型DC口座の現在の評価額合計 |
| 毎月の積立額 | 毎月の掛金(会社掛金+マッチング拠出の合計)。円単位で入力(例: 5000) |
| 期待年利 | 運用商品の期待成長率。全世界株・S&P500なら7%程度 |
| 受取年齢 | 一時金として受け取る年齢(60〜75歳)。この年齢までは取り崩し対象外のロック資産として扱います |
| これまでの加入年数 | 現在までの掛金拠出年数。退職所得控除の計算に使います |
💡 掛金は手取り給与と別枠(会社掛金・給与天引き)とみなし、年間収支には含めません。積立は退職年齢まで続き、受取は一時金のみ対応です。受取額は退職所得控除の簡易計算(加入年数から控除額を計算し、超えた分の1/2に所得税・住民税を課税)で手取り化して「退職金残」に合流し、現金が不足した年に自動で取り崩されます。退職金と近い時期に受け取る場合の控除の重複調整(いわゆる10年ルール)には対応していないため、両方が大きい場合は実際より税金が少なく見積もられることがあります。
【ストレステスト】
| 暴落年齢(0=なし) | この年齢の年初に暴落が起きたと仮定します。0で無効 |
| 下落率 | 暴落時の下落幅。リーマンショック級なら40〜50%程度 |
| 暴落時の減配率 | 暴落年に配当収入を減らす割合。0なら配当維持(コロナショック級)。リーマン級では高配当ETFの分配金も20〜25%減った実績があります |
| 低迷年数(暴落後) | 暴落の翌年からN年間、成長資産の値上がりを0%にします。0ならV字回復(翌年から通常成長)。2000〜2002年のような長い弱気相場を再現するなら2〜3年 |
| 余剰現金の待機プール率 | 現金キャップ超過分のうち、使い切らずに「待機資金」としてプールする割合(0=機能オフ)。残りは従来どおり使い切ります |
| 暴落年の投入率 | 暴落年の年初に待機資金のこの割合をETF・国内株の買付に投入し、翌年に残り全額を投入します |
| 暴落買付のETF比率 | 買付額のうち米国ETFに充てる割合。残りは国内高配当株へ(いずれも特定口座扱い) |
💡 暴落は成長資産(インデックス・米国ETF・iDeCo・こどもNISA)の評価額に適用されます。国内高配当株は「値上がり率」が0より大きい場合のみ対象です(0だと下落から回復できないため)。減配率を設定すると配当も減り、その後は増配率で回復していきます。該当年には年次テーブルに「暴落」バッジが付きます。
なお「回復相場(平均を超えるリバウンド)」はあえて実装していません。期待年利は暴落も回復も含んだ長期平均であり、明示的な暴落を置いた上で通常成長に戻すことで「平均より悪いシナリオ」を検証するのがストレステストの目的だからです。リーマン級の再現例: 下落率50%+減配率25%+低迷2〜3年。
💡 待機資金(暴落時の買い場資金): プール率を設定すると、現金キャップ超過分の一部が使い切られずに「待機資金」として貯まり、暴落年とその翌年の2回に分けてETF・国内株の買付に投入されます。暴落で下落した価格で仕込むため、買付分の配当利回りは ÷(1−下落率) でブーストされます(例: 利回り3.5%・下落40%なら5.8%相当で仕込める)。投入完了後はプールを停止し、余剰現金は通常の「使い切る」に戻ります。買付は特定口座扱いで、待機資金からの振替のため「投資合計」には含まれません。閾値を1000万円ちょうどにしたい場合は現金キャップを手動で1000に設定してください。なお資産のV字回復は描かないため(上記の設計思想)、この戦略の効果は主に「配当収入の恒久的な上乗せ」として現れます。
【NISA設定】
💡 NISAとは? 投資の利益・配当に通常約20%かかる税金が非課税になる制度です。年間360万円まで投資でき、生涯上限は1人1800万円です。※本シミュレーターは生涯上限(1800万円)のみを判定し、年間360万円の上限は判定しません。
【投資フェーズ】
人生のステージごとに投資額と口座の振り分けを設定できます。各資産について「NISA口座への投資額」と「特定口座への投資額」を別々に入力します。
・NISA口座への入力額がNISA残枠を超えた場合、超過分は自動的に特定口座に振り替えられます
・国内株をはじめから特定口座で積み立てるなど、資産ごとに口座を選択できます
・フェーズは「+フェーズを追加」ボタンで複数設定できます
【評価額の計算】
| インデックス | 前年評価額 × (1 + 期待年利) + 当年投資額 |
| 米国ETF | 前年評価額 × (1 + 値上がり率) + 当年投資額 |
| 国内高配当株 | 前年評価額 × (1 + 値上がり率) + 当年投資額 |
【配当収入の計算】
| ETF配当・国内配当 | 前年の年間配当額 × (1 + 増配率)。新規購入分は「購入額 × 配当利回り」が購入の翌年から加算されます |
💡 配当は評価額とは独立に「増配率」だけで成長します。実際の高配当ETF(SCHD/VYM/HDV)は、株価と分配金がそれぞれ独立に成長するため、この方式が実態に近い挙動です。年次テーブルには利回りが2列あります。「ETF利回り(%)」=当年配当÷年初評価額(いま買う人から見た利回り。増配率が値上がり率を大きく上回る設定を何十年も続けるとこの列が非現実的に高くなるので目安になります)。「ETF YOC(%)」=当年配当÷投資元本(初期評価額+累計購入額。増配とともに育っていく、保有者から見た利回り)。
【初年度の扱い】
最初の行(開始年齢)は、入力した資産を年初値として初年度の収入・生活費・投資を反映した年末時点の状態です。評価額の成長・増配は翌年から始まります。
【退職金の扱い】
退職金は退職年齢の年に「退職金残」という別枠の資産に入ります(収入合計や現金には含めません)。現金が不足した年に、不足分だけ退職金残から自動で取り崩して補填します。
【税金の計算】
| NISA口座の配当・取崩し収入 | 完全非課税(税金なし) |
| 特定口座の配当・取崩し収入 | 約20.315%課税(所得税+住民税+復興特別所得税) |
【自動保存について】
設定を変更するたびに、アドレスバーのURLが自動で最新の状態に更新されます。ブックマークしておけば、次回アクセス時に設定が自動で復元されます。保存ボタンは不要です。
【設定をリセットしたい場合】
「設定をリセット」ボタンをクリックするとデフォルト値に戻ります。
Q. 生活費に学費は含めて入力する?
A. 含めません。学費は子どもの年齢から自動計算されて生活費に上乗せされます。生活費600万円・学費150万円の年は、支出合計750万円として計算されます。
Q. 1年目から配当金が0になる
A. 「初期保有資産」の「米国ETF 初期配当収入」に現在の年間配当収入を入力してください。
Q. 配当金を再投資するシミュレーションはできますか?
A. このシミュレーターは「配当金は使い切る」思想をベースに設計されているため、配当再投資には対応していません。
Q. NISAの残枠はどこで確認できますか?
A. サマリーカード(グラフ上部)にNISA残枠が常時表示されています。
Q. 設定を保存したい
A. 「URLをコピー」ボタンでURLを保存してください。アカウント登録は不要です。
Q. こどもNISAの積立額はどこから出ますか?
A. 親の現金収支から支出されます。積立額は家族設定の子どもカードの「年間◯◯万円」欄で設定します。